今月体験談 > 「明るいくらしへ」本文 > 次女が車にはねられる

M.U  (横須賀 )

 冬休み間近のある朝「いってきます」と学校へ出かけた六年生の次女から「近くの交差点まで来て」と電話がかかってきました。「エッ交通事故なの」と驚きましたが、本人が電話してきたのだから大したことはないだろうと自分に言い聞かせつつ交差点へ急ぎました。
 次女はいつも通る交差点の信号がなかなか変わらないので、歩行者用の信号が赤でしたが、右折車が通り過ぎた後急いで渡ろうとして左から来た車にぶつかったのです。
 横断歩道を走って渡る途中で近づいてくる車に気付いて、なぜか車の正面に向き直り、両手で車を止める格好で車にぶつかり二、三メートルはね飛ばされたといいます。
 けがもなく、それほど痛みもなかったのですが、次女は無理をして渡ったことが恥ずかしかったのか、この場を早く立ち去りたくて学校へ行こうとしま


したが、見ていた人が「頭を打っているかもしれないから、動いてはいけない」と言って救急車を呼んでくださったとのことでした。
 病院で右の腰から太ももにかけて打ち身をしているが骨折はないと言われました。友達が知らせてくれて、担任の先生ばかりか校長先生も教頭先生も駆けつけてくださいました。お陰様で次女はそのまま学校に行き、その後も異常はありませんでした。
 周りにいた人の話では、はねられた状況からすれば、かなりのけがをしてもおかしくないということでしたが、軽傷で済んだことをただただ感謝しました。
 次女には、信号を無視して自分が痛い思いをするだけでなく、人身事故を起こすきっかけを作り、運転していた人に申し訳ないことをしたのだと言って聞かせました。
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 事故で多少気が動転していましたが、不安もなく、焦ることもなく対処できたのは、無意識のうちに御替象願いをしていたからだと思います。


 現場に駆けつける途中「御替象」と祈っていました。「御替象」をお願いする時はただそれだけしか頭にありませんでしたが、御替象願いをしたら日を置かずに「みおしえ」を頂くのが約束ごとですので、教堂に参拝して「みおしえ」願いをしました。
 やがて下付された「みおしえ」で、「次女が、親に素直に、目上の人の言うことをよく聞くという、偉そうな思いをなくしていく心を頂いていけますよう祈っていきます」と教えられました。
 次女は最近、親や周りの人の言うことを聞かないことがよくありました。また何でも自分でできるという気持ちが強く、聞いてもいないことを教えられたり指摘されたりすることを嫌がる気持ちが強くなっていました。次女の最近の様子は「みおしえ」で教えられた通りだったのです。
 こんな気持ちでは次女の将来に大変マイナスになると薄々感じていましたが、今回のことでそれがはっきり分かりました。
 これから日に日に心が育っていく娘が、素直な心をもって育っていけますよう、また子供たちが自分


の我や心癖に災いされず、一番良い方向に進んでいってくれるよう、「みおしえ」で教えられたことをしっかり心に置いて子供たちを導いていきたいと思っています。




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