人の幸福を願う気持ちが自分の
人生を豊かにしていく
「豊か」とはみちたりて不足がない様子を言いますが、「人生の豊かさ」と言うときには、物だけではない、目に見えない精神的なものを含めて考えなければなりません。
例えば大きな家でぜいたくな暮らしを一人でするのと、小さな粗末な家で貧しい暮らしを大勢の仲間と過ごすのと、どちらが「豊かな人生」かと尋ねられたとき、後者を選ぶ人が多いのではないでしょうか。
今日明日の快適さだけを考えれば、物や金に満たされて、自分の思い通りに事が運ぶ暮らしを願うでしょうが、人生を実りある豊かなものにしようと思うとき、他人との関わりを欠かすことはできないのです。
人間は一人で生きているのではなく、多くの人の支えを受けています。だから、支えてくれている人