自分だけが忙しいと思っていると
他人の働きに気付けなくなる
役所に行くと、次々に人が来てひっきりなしに申請や交付に対応している係と、ほとんど人が来ない係とがあります。
一見しただけでは内実まで分かりませんが、人が来ない窓口は楽そうに見えます。
忙しい係の人は何とも思わないのだろうか。いやきっと、なぜこんなに忙しい思いをしなければならないかと思っているに違いない、と失礼な推測をしていました。
そんな不満を思っていたら仕事にならないばかりか、失敗はするし、無心に働いているときよりずっと疲労感が大きくなると分かったのは、特別な役割を任されて一人で膨大な業務を遂行することになった時でした。
あちらからもこちらからも連絡が入り、まとめたばかりの資料を何度も訂正し、それをまた必要な部