今月の言葉 > 「標語解説書」から > 平成19年版 1日

人は日々新たな命を生きている
 新しい今日を精一杯生きよう

 新しい年の初めに、月が改まった最初の日に、そして、朝が明けた新しい一日の始まりに心を新たにすることは、人生をより良く生きる知恵となります。
 心が改まってこそ新年である、と言った人があります。過ぎ去った年の諸々の事を引きずったままでは、新年を迎えた喜びを味わうことはできないというのです。
 月末から月初めへ一日の違いですが、この月も頑張ろうと心を切り替えれば、目標も出来るし、張り合いも出てきます。
 しかし、月が変わったら、それが決まりであるかのように目標を立てるのでは、張り合いも何も生まれるものではありません。その都度心を新たにして、自ら志してこそ張り合いを感じられるのです。
 自ら志した時は、新たな目標の中身がどうであれ


「今日も新たな命を生きている、新しい今日を精一杯生きよう」という気分になっているものです。
 今日の一日は、自分に頂いている生命や、様々な能力や、置かれている環境や人とのつながり等、すべてのものを有り難いと感じ、それらを周りのため、自分のためにより良く生かしていくためにあります。
 そして、この新しい一日は自分に与えられた何より大切なもの、と思える生き方をしていきたいものです。
 日々心を新たにすることは、思い通りにならない、苦しい事がいっぱいある人生を、だからこそ楽しい、と思えるようになっていく秘訣なのですから。




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