自分が正しいと思う時ほど
相手の意見を尊重して聞こう
「口は一つで耳は二つ、言うことの倍は話を聞け」という警句がありますが、自分が正しいと思っている時は、耳がゼロになっていないでしょうか。
自分の考えに自信がないときは、意識しなくても人の話に耳を傾けますが、自分が正しいと思うときは、意識して「聞こう」としなければ、耳の穴が広がりません。
だからこそ、この標語にあるように「正しいと思う時ほど」他人の意見を聞こう、という柔軟で積極的な心が必要なのです。
人の意見をじっくり聞いてみると、自分の考えの欠点が分かるかもしれません。
案の定相手が間違っていたとしても、その時は相手はどう考えているのか、なぜ彼は間違ってとらえたのか、それはどこに問題があるのかが分かります。
反対の意見に耳を傾けることは、自分の考えと心の幅を広げ、人間として成長する大切な機会であると知っておきましょう。「自分が正しいと思うことは絶対正しい」という傲慢な思い込みそのものが間違いなのです。