約束を軽くする人ほど約束を
簡単に破りやすい
前後の考えもなく軽々しく引き受けることを 「安請け合い」と言いますが、前後の考えもないからこそ、請け合ったことを忘れたり、ほったらかしにしたりするのでしょう。
当てにしていたのに「忘れていた」などと言われたらがっかりしてしまいますが、そんなときは人を見る目がなかった自分の不明を恥じるしかありません。
少しでも相手の立場や今の状態を考えたら、約束を忘れるなんてできることではありませんが、約束を忘れるような人は、相手の身になって約束をしているのではなく、その時の気分でしているのですから、忘れたりほったらかしにしたらどうなるかなどと、多分真剣には思ったことはないのでしょう。
しかし「人は鏡である」と言われるように、そんな軽率な人に巡り会ったのは、自分を映す鏡に出会
うということと、厳しい現実を前にして転進を余儀なくさせられているのかもしれません。約束を破られてがっかりしたときは、そういう人間の弱さについて、自分のこととして考えてみたいものです。