相手の働きに感謝ができると
心は優しく穏やかになれる
夫がやっと帰ってきた。聞いてほしいことがたくさんあるのにちっとも聞いてくれない。酔って愚痴ばっかり、情けなくて聞きたくもない。子供が小さいのだから、たまには早く帰って相手をしてやってほしい。
こんなとき、どんな気持ちで接しているでしょう。自分の思いをまくしたてたり、相手がしゃべっているのを放っておいたり、我慢して言いなりに過ごしたり…。いずれにしても気持ちは通じ合っていないので心は満たされません。
お互いの心が満たされるには、相手の気持ちになってみることです。反発したくなるような言葉や態度を見せられたときは、相手は気持ちの中に何かをため込んでいるのです。相手と同じように自分にもたまっているものがあるとしても、相手の様子から
相手の現状を認めて理解すると、その働きに感謝できるようになります。そうすれば、「しかたがないな」と言いつつも受け入れられるようになります。お互いが心を寄せあってこそ家族の幸せがあるのです。