平凡な毎日の中に変わりない
大きな恵みが潜んでいる
うっかり忘れ物をするところを思い出したり、乗れそうもない電車に乗れたりと、運が良かったと思わずホッとすることがあります。
こんなときは、何か自分の思慮を越えた力が働いて、うまくいくように守ってくれているのではないか、と思わず手を合わせたくなるものです。私たちはふだんは自分の努力や経験だけで、思うような結果が得られるように思って暮らしていますが、実はそうではないのではないでしょうか。
これは病気になってはじめて、ふだんは気にもしていない健康であることの有り難さを思うことと似ているかもしれません。
何気なく過ごしている毎日の生活ですが、自分を取り巻く何一つが欠けてもこのようには成り立たない、というのが本当のところで、普通に過ごせてい
こうして自分の思いを基本に置いてものを見る姿勢から、世の中の一人として、この世と自分を成り立たせている大きな仕組みに生かされている、という視点に転換できたら、素直な謙虚な人柄を養って周りと和して暮らしていくことになります。