人と和し明るい心で過ごすこと
が健康に恵まれる元である
人と和す、ということは特別なことではなく、人間の自然な生き方です。「自分が」という、自分の思いを立てた、自己中心の生き方をしていると人と和すことができなくなることは、今更言うまでもありません。しかし人間というものは、どれほどこの「自分が」という思いを持ち、この思いのために人と対立したり、不愉快な思いをしたり、させたりしていることでしょう。
そして、そんな事からくるストレスをためて、自ら体調を崩してしまうことさえあるのですから、人間とはなんと不器用な生き方をするものかと、ほとほと思ってしまいます。
人と和し、人の働きに感謝していくことが、自分も相手も明るい気持ちにすることは、だれもが体験的に知っているはずなのに、です。
しかしその中にこそ人と和して明るい心で過ごしていける人に、自分が生まれ変わっていく要素があります。日常の生活や仕事という、当たり前すぎることの中で受ける刺激は、自分の本当の姿を知り、よりよい生き方に目覚めていくためにあるのです。