今月の言葉 > 自然誌 巻頭文から > 令和06年09月号

任せて生きる
   教主 橋本のり子
   


 私たちは皆それぞれに何かを求め、それを達成するために努力をしていますが、その結果はそんなにすぐには現れるものではありません。
 一年頑張ったらこのような景色が見られる、一ヵ月頑張ったらこのような景色が見られるということがもし分かっていたら、みんな淡々と努力をしていけますが、現実にはそのようなことはなく、結果がいつ現れるか分からないのが現実です。
 しかし、自分の立場と環境でこれを全うさせていただきたいと熱望するなら、たとえ結果が分からなくてもそれを動かさずに自分の知恵と知識と経験から、自分にできる具体的な努力を積み重ね、結果は神様に任せていく、そこに神様によってふさわしい


結果が恵まれていくのです。
 それこそが神様に生かしていただいている人間が人間らしく生きる姿であり、「信仰とはかみの救いを信じて祈ることである」と教祖様がご生前中に話されていたところへ進んでいけるのです。
 私たちの命は神様から分けていただいたもので、神様に生かされて生きている私ですから、一切を神に任せて生きるという人間として生きている元を忘れず、気付いたことはすぐに体と心を使って行うという実行を積み重ねていくことを強く願います。




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