今月の言葉 > 自然誌 巻頭文から > 令和06年08月号

年齢を重ねたからこそ
   教主 橋本のり子
   


 私も年を重ねて体が思うように動かないようになって、今まで当たり前にできていたことができなくなり、家族を始め周りの人に助けてもらっています。
 助けてもらっている一つひとつの事がとても有り難く、今まで自分は人に感謝の言葉を口にしていながら、一体どれくらい感謝の心を持っていただろうかと反省しています。
 体が思うように動かないようになって初めて気付く感謝というものがあるのだと実感しております。このように年を重ねて生きることは、新たな発見をさせていただける有り難い機会であるとしみじみと感じております。


 このような状況を生きている私ではありますが、今年の信仰実行目標で教えられているように、私も今の自分の立ち位置をしっかりと確認し、自覚して生きていこうとしています。
 私の場合ですと、祈ることです。体が思うように動かないからこそ、しっかりと真心込めて祈りを尽くしています。
 皆様も年齢を重ねて、以前よりも体が動かなくなったとか、あれができなくなったと嘆かず、神慮(みこころ)によって今を生かされているのですから、今の自分の立ち位置でやるべきこと、やれることに真心を込める生き方をしていかれることを願います。




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