今月の言葉 > 自然誌 巻頭文から > 令和06年04月号

悟ると共に
   教主 橋本のり子
   


 神訓に「悟ると共に働かせよ」とあります。世の中の森羅万象は他と何らかのつながりがあって、その中に生きている私たちもその一体活動の中で自分の働きをしていくようになっています。そのために気付いた事は単なる偶然では無く、世の中全体を成り立たせていくために必要な事を気付かせていただいているのです。
 だからこそ、気付いた事をすぐに行っていく事は立場を全うしての生き方であり、人間としての自然な生き方なのです。
 このように教えられているのに、折(せっ)角(かく)気付かせていただいた事を「それほど重要では無い」と思って後回しにしたり、苦手な事だと最


もらしい言い訳をしてやらずにいることがあるのではないでしょうか。それは自分自身で勝手に決め付けをしていることであり、それが後になって困る事を生むことになっているのです。
 一つ一つの気付きに軽重はないのです。今気付いた事に意味があり、どんな小さな気付きもすぐに体を使って行動に移すことです。それによってより大きな大切な事を気付かせていただくことにつながるのです。
 今年は「ごまかしの利かない厳しい年」であると教えられています。だからこそ、気付きを生かして幸せにつながる豊かな一年としていくことを願います。




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