今月の言葉 > 自然誌 巻頭文から > 令和06年02月号

今を喜び
   教主 橋本のり子
   


 先日私は、自分は生活の中で感謝する気持ちを持つよりも、不足や不満、批判や対立する思いを持つ方が多いことに気付きました。特に年齢を重ね、自分が今までできていたことができなくなった自分自身に不足を思うようになっていると気付きました。
 これは自分の思い通りにしたい気持ちが強く、思い通りに行かないことを不足に思い、それにこだわる心癖なのだとしみじみと気付き、どのようにしていけば良いかと考えている時に「今を喜び」と言うことを感じ、衰えてできなくなったことや今どうにもならないことにこだわるのはやめて、自分が今できること恵まれていることを認めて、感謝していこ


うと決めました。
 皆様にもそれぞれに今恵まれている何かは必ずありますから積極的に探し認めていきましょう。その第一歩として、朝目が覚めた時に布団の中で「今日も生かされています。ありがとうございます」と感謝することから一日を始めましょう。自分が今日一日を生きる命を神様から頂いたということはすべての恵みの元です。
 そして今恵まれていることに感謝を積み重ねていけば、単なる言葉だけではなく、心から「ありがたいなあ」と感じる機会が多くなり、それこそが喜び多い人生であり、幸せに人生を終えることにつながるのです。




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