今月の言葉 > 自然誌 巻頭文から > 令和05年12月号

身をもって体験する大切さ
   教主 橋本のり子
   


 教祖様のお歌に「心もて心に教へ身をもちて身に習はせよ神の教へは」というのがあります。世の中の理法である神の教えを身に習わせるというのはつまり、信仰を深めていくにはまず「心もて」すなわち真心でもって、素直になって、体を使って実行するということにあるということです。
 信仰は「神訓解説」や「橋本鄕見著作集」や「自然」誌を読んだり、教話を聞いて、その内容を覚えるだけでは深まりませんし、理法に随(したが)って生きる人には本当の意味で変わっていけません。
 大切な事は、まずは教えを素直に聞く、出版物を読むなどして正しく理解をし、日々の自分の立場と


しての役割にけじめを付けていく。その過程で苦しみや悲しみや喜びなど日常の様々な体験をすることによって、自分の心のありのままの姿を知ること。
 そして恵みと感じられる体験を通して、教えられていることが間違いではないと実感すること、そこに感動が生まれ、神に対する信念が深まるのです。
 体験で得られた信念は本物であり、それによって教えが身に付き、人は変わっていけるのです。
 私たちは、体験を通して、教えが身に付いた自然(さながら)なる生き方に目覚めていかれることを願います。




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