今月の言葉 > 自然誌 巻頭文から > 令和05年11月号

一瞬一瞬の積み重ね
   教主 橋本のり子
   


 私たちが信仰を持って生きていく人生の基本は、霊魂(たましい)は永遠であるという信念を深めていくことです。霊魂の永遠を信じ、亡くなった後も霊魂の浄化向上は続いていくという信念を日常の生活の中で少しずつでも深めていくことです。
 そこで大切なのが、霊魂の浄化向上のため神様から頂いた命の一日一日を非常に尊いものであると気付いていくことです。神様をお詣りしている時だけが霊魂の向上につながるのではなく、毎朝目覚めて顔を洗う、食事をするなど毎日繰り返し行う日常の場面に於(お)いてどのような気持ちで行っているか、感謝と喜びを持って行うか、面倒くさいとか、嫌々ながら行うか、一瞬一瞬のこの気持ちの積み重


ねが、永遠である霊魂の向上につながっていくのです。一瞬一瞬の積み重ねが霊魂の向上のために大切なのです。
 それではどのようにすれば、日常を感謝と喜びを持って暮らせるかと言いますと、「これを行うのは最後だ」という思いで行っていくことです。朝ご飯を食べたのに夜には死んでしまい、それが最後の朝ご飯だった。また、事故や天災地変で急に命を落とすかも知れません。これは年齢に関係はありません。これが最後だと思えば、生活の中で毎日行っていることが尊い瞬間に思えてくるのです。今の一瞬一瞬を大切にして生きていきましょう。




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