明るく希望を持った祈りを
教主 橋本のり子
皆さんは神様に祈願する時にはどのように祈っているでしょうか?例えばコロナ禍(か)の現在に於(お)いて「新型コロナウイルスに感染しませんように」と祈っておられる方も多いかと思います。神様に祈願することは大切ですが、「○○しないように」「○○が起きないように」と祈るのは、そのようになっては困るという心配の憂い心の思いで祈っていることになっているのです。
意志によって物事を決定させていくはたらきを持つ人間がマイナスとなる思いを持って祈りを重ねていくことは、マイナスの方向に物事を決定していくことにつながっていき、自分の望まない結果の方向に無意識の内に決定づけているのです。
健康を願うならば、マイナス方向の祈りではなく「自分が今頂いている立場を全うしていくために健康をお恵み下さい」というような明るく希望を持ったプラス方向への願いを持って祈ることが大切なのです。そして、自分が神様にこのように祈るのですから、祈りにふさわしい心であるかを自分に問いかけて、祈りにふさわしい私になるということを決意し誓っていくことが大切です。
先を心配し憂いたりするのではなく、将来が明るく安心であることを信じて祈りを重ね、それにふさわしい生き方を志し、目の前の事に努力していきましょう。