今月の言葉 > 自然誌 巻頭文から > 令和04年06月号

朝目覚めたことに感謝を
   教主 橋本のり子
   


 皆さんは朝目覚めた時にまずどのように感じているでしょうか。多くの方は起きなければならない時間があり、目覚ましの時間を設定して、その音で目覚めますので「ああ。もう起きなければいけない」という負担感やもう少し寝ていたいという気持ちから辛い思いになる方もおると思います。
 しかしながら、朝目が覚めるというのは当たり前なのではありません。私たちは夜眠る時に次の日があり、目が覚めることを当然のように思っていますが、いつの日にか「目覚めのない日」が必ず訪れます。昨日で終わっていたら、今日の目覚めはないのです。
それは年齢など関係なく、いつなのかは分かりませ


ん。だから朝目が覚めたというのは、今日一日をとりあえず生きることを神様から頂いたということなのであり、ありがたい恵みなのです。
 私は毎朝目が覚めたら、まず最初に布団の中で「本日も目覚めさせていただき、ありがとうございます」と神様に感謝することから始めています。
 世界の情勢や世の中に心配な出来事が起きて、不安や恐れの気持ちが湧いてくるような現代に於(お)いて、皆さんにはまず、今日の一日を神様より恵まれたことに感謝する気持ちでスタートすることが、今を有意義に生きる元と知っていただきたいと思います。




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