今月の言葉 > 自然誌 巻頭文から > 令和04年05月号

嘆かずにできる努力を
   教主 橋本のり子
   


 新型コロナウイルス感染被害が二年以上続く中でロシアのウクライナ侵攻問題が起きました。どちらも解決のめどは立たず、私たちの生活には自重した生活に加えて食料品や燃料の値上がりによる影響が現れ始めています。そうなるとどうしても、あらゆる面で不足や不満が出てくると思います。
 しかしながら、このような状況を嘆いたり、誰かのせいにしたりして文句を言っても値段は下がりませんし、収入は増えませんし、ウイルスや侵攻は治まりません。
 私たちの目の前に現れてくる一切は、神様の御心(みこころ)が働いてる神(かん)業(わざ)であり恵みであると教えられています。神様は私たちを


こらしめようとか、苦しめようとされているのではなく、苦しいこと、困ったこと、困難なことがなければ、立ち止まって考えもせず、生き方を変えようとしない私たちに対して神様がちょっと立ち止まってみなさいよという合図をされているのです。
 だからこそ、目の前に現れた状況を受け入れて、今の状況の下で自分の環境でやるべきこことは何か、できることは何かを考えて、努力することが大切です。それによって改善できたならば、それは喜びになり、成長の体験となり、問題が解決の方向に必ず進んでいくのです。嘆かずにできる努力を重ねましょう。




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