今月の言葉 > 自然誌 巻頭文から > 令和04年03月号

先の自分にとって
   教主 橋本のり子
   


 立春からのこの一年がどのような一年であるかについて、神様より教えて頂いたことは、厳しく辛い挫折したくなるようなことに出会うことの多い年であるが、「逃げない、諦めない、努力することを求められた年」であり、これが先の将来の自分に金と生(な)す年であることにするようにと教えて頂きました。
 金と生る年じゃなく、金と生す年とはどういうことかと言いますと、この一年で金と生るものを得られるのではなく、自分の今年の努力によって先の将来の自分に金と生るものを得られる年に今年一年かかってしていくようにということです。
 「先の将来の自分」と聞くと、自分の将来と言わ


れてもと消極的な気持ちになられる方もおられるかもしれませんが、人間の本体は霊(たま)魂(しい)であり、霊魂の浄化のために今現在の境遇を私たちは生き、亡くなった後も精進を重ねていくのですから、先の将来とは永遠に続いていくのです。
 また、先祖と子孫は一つの命の流れを生きるという「祖孫一心」という教えからするならば、自分の生き方は先祖の霊魂の浄化と子孫の幸せにつながっていくのですから、「先の将来に金と生す」と言う言葉に含まれた深い意味を味わって、この一年何事にも勇気を持って、明るく乗り切っていくことを願います。




〒545-0043 大阪市阿倍野区松虫通1丁目2-27
サイトマップ
Copyright ©shizensha All Rights Reserved. 無断転載禁止