自粛生活の中で
教主 橋本のり子
コロナ禍は変異株の流行で感染者数が過去最高の状況となり、大都市圏を中心に緊急事態宣言の発令が行われ、自粛生活の継続が余儀なくされています。
コロナ禍の収束には、私たち一人一人が決められた行動に従って自重した暮らし方をすることが大切ですが、このような暮らしがこれから一体どれぐらい続くのかと毎日嘆いたり、行政の対応に不満を思ってみても何も変わりません。それは神様から頂いた寿命という尊い時間を粗末にした生き方なのです。
私は、漫然と自粛して過ごしているだけではもったいないと思い、折角(せっかく)のこの機会に自
分自身の中でこれまで容易に変えられなかった生活習慣を変えて、コロナ禍の自粛という期間を自分の生き方を変える恵みの時間にしていこうと決意して、今までやろうと思いながらできなかった押入やタンスの整理をしております。
体を使って、一つずつ片付けていくと気持ち良くなり、こんな気持ちになれたのもコロナ禍のお陰だと感謝しています。
神様から恵まれた一日を尊いものにするか、無駄にするかは自分の気持ちと生き方次第です。現在の状況だからこそ、何か自分自身の向上や生活習慣を改めることにつながる生き方をそれぞれに決めて実行していただきたいと願います。