今月の言葉 > 自然誌 巻頭文から > 令和03年09月号

天下泰平への祈り
   教主 橋本のり子
   


 教祖金田徳光日(ひ)智(じり)は御生前中に御札の形式で「天下泰平」の世の実現のため世の理法を説くこの教えを世の中に布教していくことを誓われて掛け軸として残されました。天下泰平とは世界の全てが極めて穏やかに治まることを一言で表した言葉です。
 世界を制覇せんとして、国同士が争っている不穏な世の中にあって、私たちは具体的にどのようにしていけば、天下泰平が実現していくのでしょうか。
 天下泰平を願うと言うことは、個人の力ではとても難しいように思いますが、天下泰平とは個々の国が安泰で繁栄していることであり、そして国の安泰


と繁栄は、国内の個々の家庭が円満な状態であり、その家庭が円満に栄えていくことは、家族の一人一人が皆健康で円満な人格ではないかと思います。つまり、世界の平和と言っても、それは地球上の人間の一人一人の生き方が土台になって一国が安らかに治まり、その国々が教祖が望まれ誓われた天下泰平の世の実現へと世界が変わっていくのです。
 世界が平和になることを日々念願し、祈念しておられると思いますが、この祈りは縁遠いことではなく、個々人の天下泰平を願う迷いのない祈りが集まって力となり、世界が平穏に導かれていくのです。




〒545-0043 大阪市阿倍野区松虫通1丁目2-27
サイトマップ
Copyright ©shizensha All Rights Reserved. 無断転載禁止