「かげひで持つ」
教主 橋本のり子
神訓に「世の中は一切のものをかげひで持つ」と教えられています。この世の中のすべては「はたらきかける」という能(のう)動(どう)(陽(ひ))と「うける」はたらき受(じゅ)動(どう)(陰(かげ))が別々にはたらくものでなく、かげとひが一つになって成り立っているということで、商取引の場合、買い手の「買う」というはたらきかけを受けて売り手の「売る」というはたらきが一つになって成り立つのです。
人間の生存活動においては、本質的には男性は「はたらきかける」という能動(陽)であり、女性は「うける」受動(陰)であり、世の中の多くは夫婦が人間の単位となって成り立っています。