「其の元を忘れず行へ」
教主 橋本のり子
調理中に包丁を使っていて、つい他のことを考えていて怪(け)我(が)をすることがあります。これは今自分がしている手元のことと心が一つになっておらず散漫になって使っていたからです。
このように今自分が何の目的のためにしているかを意識して行うことが大切であり、それは人生のあらゆる事に共通しています。 それをきちんと分かっていないと、いつの間にか自分の都合や周囲の事情に捉われて判断や行動を誤って失敗する結果になるのです。
神訓に「何事も其(そ)の元を忘れず行へ」と教えられています。どのようなことにもそれを行うには何らかの目的があります。その意味をはっきりと