今月の言葉 > 自然誌 巻頭文から > 令和02年09月号

変えられるのは
   教主 橋本のり子
   


 神訓で「世は鏡ひとは鏡子は鏡」と教えられています。この世の中に起きてくる出来事や周りにいる人は皆すべて自分の心のありのままを映す鏡であり、自分を映す鏡に囲まれて私たちは生きています。そして、目の前に現れてきた出来事や人の姿を通して自分のありのまま心の姿を知り、そこから変わっていくことで、一体活動である周りの人の心や状況を変えていけるのです。
 今年は新型コロナウイルス感染症も治まっていない状況に加えて、記録的な大雨や河川の氾濫などが起きました。今の状況はそう簡単には変わりません。ただ目の前の事を不安や不足と思うか、それとも自分の生き方を変えていく自分にとって必要な「みしらせ」として頂くという受け止め方をするかは自由です。


 どのような状況にあろうと、現状の中に目指す目標を持って、困難が降りかかっている年だからこそ、自分では容易に変えられなかったことが変えられるという信念を持っていくことで、状況は必ず変わっていくのです。




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