今月の言葉 > 自然誌 巻頭文から > 令和02年07月号

新しい生き方
   教主 橋本のり子
   


 全国の緊急事態宣言が解除されて、子供たちの学校も始まり、自粛していたお店も再開して少しずつ社会生活が戻りつつありますが、まだまだ油断のできない状況は続きます。
 そして以前と同じ暮らし方ではなく、感染予防のため人と人との距離を保つなど「新しい生活様式」と呼ばれる生き方が求められています。これに対して、不便さを感じたり、不満を持ったりすることもあると思います。
 しかし今回の出来事を通して、私たちは人種や国は異なっていても、同じ地球上で暮らしており、世界全体が経済を始めとしてあらゆる面でつながりあい、影響を与え合って生きていて、自分が幸せになるためには、自分だけ自国ためだけのことを考える生き方から脱して、世界全体が幸せになっていくこ


とを願い行動することがとても大切であることが分かりました。
 今後は他を思いやりその思いを世界全体に広げて考え行動する方向に変えていかないと、この世界全体に起きた大きな出来事を恵みとしていけないことになります。
 まずは、新しい生活の変化を柔軟に受け入れて暮らすことが世界全体の幸せとつながっているということを自覚し、今自分の立場で求められている事に対して真摯に取り組むことを願います。




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