今月の言葉 > 自然誌 巻頭文から > 令和02年04月号

心を一つにして
   教主 橋本のり子
   


 新型コロナウイルスの感染による被害が世界中に拡大し、我が国では三月に全ての小中学校、高校、特別支援学校に臨時休校の要請が出されたり、多くのイベントが中止や無観客で開催されたりと今までにないような事態になっています。今後も私たちの生活や経済等様々な面で大きな影響が予想されています。このような時に私たちはどのようなことを心がければ良いでしょうか。 
 第一にこの混乱に対して国民の気持ちを一つにしていくことです。生活に様々な制限がかけられていることで、政治や行政の判断に対して、様々の立場から賛否の声が出ています。決められたことに不足を抱えながら渋々従うという気持ちであったならば、足並みがそろわず折角(せっかく)の対策の効果は現れてきません。未知のウイルスに対して、どの


ように対応すべきか分からない今は、とにかく決められたことに対しては国民が心を一つにしていくことがこの難局を乗り越える基です。
 第二に情報に惑わされず自重した行動に努めることです。買い占めや転売など現在も混乱が見られますが、今自分にどれくらい必要かを冷静に考えて行動し、譲り合い助け合う気持ちを持って、新型コロナウイルスの影響を最小限度で済ませていただけますようにと、一人でも多くの国民が祈っていくことを願います。




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