今月の言葉 > 自然誌 巻頭文から > 令和02年03月号

正しい判断をしていくには
   教主 橋本のり子
   


 昨今の世情は混沌(こんとん)として、異常気象や新型肺炎の流行など今後世界のあらゆる面での行方がどのようになるか想像もつかないような出来事がいくつも起きつつあります。
 このような中で、私たちは日常の生活に於(お)いても常に一つ一つのことを判断していかなければならず、皆がやっているから同じようにやるのが良いのか、それとも自分はやらないのが正しいのか。あるいは誰もやらなくても自分だけはやるのが良いのかなど判断のつけ難い時があります。
 それではどのようにすれば、正しい判断ができるかと言いますと、それは今の自分の立場としてやるべきことをきちんと行うという立場を全うした生き方をすることです。そして、自分の立場を全うするためには、今やるべきことを喜んでやることです。


形としてやっていても、心の中身が嫌々であったり、面倒だとか、しょうがないからと思いながらやっていると立場を全うしたことにはならず、大切な判断を誤っていくことになります。まずは日々の些細(ささい)な事でも今の自分の立場としてやるべきことは喜んでやることを積み重ねていきましょう。
 そのような生き方を一人でも多くできるようになっていけば、世界全体の混乱が治まっていく方向に必ず変わっていきます。




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