今月の言葉 > 自然誌 巻頭文から > 令和01年12月号

今を生きましょう
   教主 橋本のり子
   


 私たち人間は寿命を頂いて生きています。寿命とは何かというと時間です。時間とは何かと言えば、一日一日そして今この瞬間の積み重ねということです。突然何が起こるか分からない現在の世の中にあって、確かなのは今この時だけなのです。
 それならば、今の自分の立場を全うしていくほど、人生の幸せはありませんし、そうした生き方を親や先祖が一番に喜んでくれるし、安心してもらえるのです。そしてそれは先祖の先にある神様に安心してもらい喜んでもらえる生き方であり、この生き方が人に信頼してもらえ、尊敬してもらえる基なのです。
 今を生きるとは、わからない明日のことや三年先


のことを思い、憂えるのではなく、今目の前の自分が受け持っている事を喜んでやるという姿勢で生きることです。
 このような姿勢になるにはまず今この場に自分が生かされて、何か仕事などやるべき事があることをありがたいなぁ幸せだなぁと思う気持ちになることです。今の自分が生きていることに感謝して、自分の心を前向きにおいて、喜んでやることをしていけば、世の中の役に立つ生き方をする人に進んでいけるのです。
 たとえ自分の望まないことであっても勇気を出して積極的な気持ちになって今のことに取り組んでいきましょう。




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