今月の言葉 > 自然誌 巻頭文から > 令和01年11月号

神の恵みに休みはない
   教主 橋本のり子
   


 私たちは二十四時間休むことなく呼吸をしていますが、今息を吸った、吐いたということを意識しないでも、自然に行えています。しかしながら、呼吸を数分しないだけでも、人間は死んでしまいます。それほど大切な呼吸をすることを二十四時間休みなく、しかも無意識の眠っている時もできています。
 命にとって一番大事な呼吸を無意識のうちにできるようにしてくださっているのは神様のお働きです。呼吸以外にも私たちの体の臓器の働きも意識的に命令しなくても、自然に働いているのも同じ事です。一般的に私たちは夜になれば睡眠をとり、体が疲れれば休みますが、神様のお働きには休みはありま


せん。
 また、私たちの生きるために必要な地水火風の恵みも神様のお働きの現れであり、いついかなる時も神の恵みは絶えることなく止まることとなく私たちを生かそうとして働いておられます。
 その恵みに生かされて私たちは生きていますが、私たちはあまりにもその恵みに対して、鈍感であり、粗末にしているのです。
 私たちは絶え間ない神の恵みによって生かされていることに少しでも気付いて感謝する心を培っていくことが大切です。
 そのためにはまず一日の生活の中で、神の恵みを心に感ずるという事を意識して、その瞬間を少しでも多くしていきましょう。




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