譲り合う、助け合う、思いやる
教主 橋本のり子
日本人は古来よりお互いに譲り合う、助け合う、思いやるという精神を大切にしてきました。
この精神は若い人たちには伝わっていないように見えましたが、東日本大震災の時に避難所でお互いに譲り合ったり、救援物資をもらう時もきちんと並んで受けとったり、ボランティアに多くの人が参加するのを見た時に、国民の心の奥にはこの精神が息づいていると確信しました。
この精神が根付く基は我が国が始まって以来、国民のことを我が子のように大切に思い、その幸せを一心に願ってこられた、歴代の天皇陛下の大御心を受けて、天皇陛下を中心に戴(いただ)いている国柄をその時代その時代の国民が受け継いできたから