今月の言葉 > 自然誌 巻頭文から > 平成30年05月号

誠の生き方
   教主 橋本のり子
   


 私たちが聖歌として尊んでいる教祖金田徳光日(ひ)智(じり)のお歌は、
「世の中に誠一つの宝もてなりととのはぬものなかりけり」です。
 このお歌を受けて、初代教長橋本鄕見先生は奉答歌として、
「誠もて成らざるなしと宣(の)らしたる御(み)祖(おや)の旨(むね)を吾(われ)生きぬかん」と詠まれました。
 ではこのお歌で言う「誠」とは何なのかと言いますと、自分の頂いている立場として今やれることをやり尽くすという心になりきって実行を重ねていくということです。
 そのように実行していけば、どのような状況であろうと、自分の頂いている立場が成り立ち、念願し


たことを成し遂げていくことができると教えられていますが、これは教祖個人のお考えではなく、世の中の理法を説かれているのですから、私たちでもこの心になりきって実行すれば、必ず実現できるということです。
 自分が念願としていることがあるならば、その思いを変えずただひたすらに今自分のできること、その結果が出るに値することを体を使って実行することです。
 そして、人が見ていようがいまいが、いつ答えが出るかなどで迷ったりぶれたりせず、あきらめないで何らかの結果が出るまでやり抜くことです。それこそが誠の生き方です。




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