今月の言葉 > 自然誌 巻頭文から > 平成30年03月号

まず周りの幸せを祈る
   教主 橋本のり子
   


 教祖金田徳光日(ひ)智(じり)は幼い時より、我が身はどのようになろうと、生涯人を助けたいという思い一筋で御修行に励まれ、ついには世の中の理法を発見悟得され、「みおしえ」御替象を神授かられました。教祖がお亡くなりになってからも、私たちの幸せを願う慈愛のお気持ちに変わりはありません。
 教祖百年祭のこの年、教祖の教え子である私たちはこのことに感謝をし、教祖には及ばないながらも、教祖の思いと教えに従って生きる姿勢を改めて頂きなおし、信仰者として同じ道を歩んでいかなければなりません。
 それにはまず、自分のことよりもまず相手のこと、家族や周りの幸せ、国の安全や安泰、世界平和ことについて考えて行動し、祈る気持ちを少しでも大


きくしていくことです。これを行っていくと自(おの)ずからに自分がいかに自我の思いにとらわれているか気付くことができるはずです。それによって、誠を持って生きる人に変わっていけるのです。
 なお、世界平和や国の安泰、周りの人の幸せを祈ることは特別な善行ではなく、自分が幸せになるための取引でもなく、人としてこの世に命を頂いて生かされ生きている存在として当たり前のことをしているのだということをよく分かっておいてください。




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