今月の言葉 > 自然誌 巻頭文から > 平成29年08月号

国政の安泰を祈る
   教主 橋本のり子
   


 今我が国の状勢は対外的に緊迫した状態にあります。一つ一つの国策の判断が非常に大事な局面にあり、文字通り国家存亡の危機にあります。
 しかしながら、国策を決定する国会の場では、ただ党利党略に貴重な会期が潰され、一部の議員や閣僚の不適切な事案が報道されているのを見ると、とても残念な思いになります。
 国民としてこれらの出来事について、批判したりするのは簡単ですが、それではこの国難を乗り越える何ら解決策にもなりません。そして、このような国会の状態を作り出していることについては、その責任は国民にもあるのです。つまり、国会議員の中に多くの議員らしくない議員を選出したのは、他ならぬ国民の選挙による結果だからです。
 そこで、今私たちにできることは、国政を担う議


員や官僚・関係者が、国家の現状に際し、初心に立ち返って、その立場と使命を自覚して真心に目覚め、お互い誠の心で話し合いをし、決定をしていきますようにという国政の安泰を祈ることです。
 そして私たち自身も本来やるべきことをやらなかったり、我欲に流され誤った判断をするのではなく、初心に立ち返り、自分の立場として何をすべきかを判断し、実行していきましょう。




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