今月の言葉 > 自然誌 巻頭文から > 平成29年06月号

身をもちて身に習はせよ
   教主 橋本のり子
   


 今年という年は、過去からの慣習や習慣でなかなか変えたくても変えられないこと、このままではいけないと思っていることを変えていける流れのある年だと教えられています。
 教祖様のお歌に「心もてこころに教へ身をもちて身に習はせよ神の教は」というのがあります。世の中の理法である神の教えを身に習わせるというのはつまり、信仰を深めていくにはまず「心もて」すなわち真心でもって、素直になって、体を使って実行するということにあるということです。
 すなわち体が自然に覚えてきたら、今度は素直な心で目の前に現れてきた一切のことを恵みとして頂いていける人、つまりは教えに随(したが)って生きていける人に変わっていけると言うことをこのお歌は教えて下さっています。


 例えば、片付けが苦手な方は物を出したらすぐに元に戻すことを必ず行うと決意して、それを、実際に体を使って実行していきましょう。その積み重ねによって、片付けることが習慣化していけば、一年経(た)った時には、以前とは違う自分に変わっていますし、生き方が変われば、自然に信仰が深まっていきます。
 今年は変化に繋(つな)がる歩みの後押しを頂けるありがたい貴重な年であることを改めて知って、まず体を使って実行に励みましょう。




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