イラッとする心は
教主 橋本のり子
私たちは常に様々な事を思いながら暮らしています。長い時間同じ思いになっていることもありますし、記憶にも残らないうちに次々と思いを変えていることもあります。
例えば自分の思い通りにならないことがあった時、他人に対し、物に対し、自分に対してまず一瞬イラッとした感情を発し、その後で勘違いであったと反省したり、有り難いと感謝する思いになったり、どうしようもないことなので、仕方がないと受け入れたりと気持ちが変わって、イラッとする思いは消え去ってしまって、そんな思いになったことも忘れてしまいます。
しかし、一度心の中に起きた感情は心の奥に積まれていきます。その時は何もないのですが、イラッとする思いは自分の思い通りにしたいという強い心