今月の言葉 > 自然誌 巻頭文から > 平成28年12月号

先祖に喜んでもらえる生き方
   教主 橋本のり子
   


 私たちはみんなそれぞれ性別や年齢、環境など異なりますが、誰にも必ず両親がおり、両親にもそれぞれ両親がおり、切れ目なく命がつながっているからこそ、いま私たちがここに存在することができています。つまり、先祖のいない人は誰もいません。
 また、私たちはそれぞれに様々な立場を生きています。立場は時と場合によって変化していきますが、どのような時も私たちは常に先祖から見たら子孫という子の立場を生きています。
 常に変わらぬ子孫という子の立場をどのように全うしていくのが良いかと言いますと、親(先祖)から見て、安心して喜んでもらえる生き方をしようと意識して暮らしていくことを積み重ねていくことだと思います。迷った時には、今目の前に親が現れて


もニコッと笑っていただけるような、喜んでもらえる方を選んでやっていただきたいと思います。
 それにはまず朝目覚めた時にまず両親(生家の親ではなく、現在の家の両親)の顔を思い浮かべてください。両親を通して、先祖の御(み)護(まも)りを意識して、暮らして頂きたいと思います。
 そして、このような生き方をすることが今を大切に生きることになり、一人ひとりが神様から頂いた寿命としての生きる時間を意義あるものにしていくことができるのです。




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