今月の言葉 > 自然誌 巻頭文から > 平成28年06月号

これが最後である
   教主 橋本のり子
   


 予測つかない大きな災害や出来事が起きている今の世の中にあって、自分の立場を誤りなく全うするにはどうすればいいのかと言いますと、自分が今目の前でやっている事に対して、「これが最後である」という気持ちで行うことです。
 特に毎日している事ほど、この思いでやってほしいと思います。いつもの通りだからと何も意識せず、慣れの心でやっていると、いつかそれができなくなる時が来て、振り返ればあの時が最後であったと後から悔やむことになるかもしれません。
 「これが最後である」という気持ちになれば、何も考えずにやっていた事に対しても緊張し、集中して誠を込めて行うことができます。そうなれば、たとえ何かが起きたとしても悔いを残さず納得した人生を送れることになります。


 意識して集中することが難しいならば、始める時の一瞬だけでいいので「これが最後である」と思ってから目の前の事を始めてください。そうすれば、今自分がこれができることや仕事に対して、ありがたくいとおしく思えます。
 それは神様の恵みによって生かされていることに気付いて、感謝する生き方につながり、立場を全うしていく元になるのです。
 「これが最後である」という気持ちで何事にも臨んでください。




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