今月の言葉 > 自然誌 巻頭文から > 平成28年05月号

できることをまず実行する
   教主 橋本のり子
   


 私たちはそれぞれに克服しなければならない課題や実現したい目標があります。その克服が困難であればあるほど途中で意志がくじけたり、目標が高ければあきらめの気持ちに支配されてしまいがちです。それでも自分の立場として、どうしてもその事を克服していかなければならないときにはどうすれば良いでしょうか。
 それにはまず体を使って今自分にできることを何か一つ決めて実行していくことです。
 どんなに些細(ささい)な事でもいいのです。自分が何かを決めて、倦(う)まず弛(たゆ)まず続けていけば、実行しただけ周りには必ずその変化が現れ、自分がしたことを言葉に出して言わなくても周りには自然にその変化は伝わっていきます。
 そして、努力したことだけでなく、自分の生き方


全体に必ずや変化が現れてきます。そのことがひいては困難の克服や目標実現に向けての大きな力となっていきます。
「萬(ばん)象(しよう)は一(いつ)体(たい)である」と教えられている通り、自分のわずかな変化も全体への変化に必ずつながっていきますので、この教えを信じて生きる私たちは、まずは神様から恵まれた自分の体と限りある寿命の貴重な時間を使って、今自分にできることの実行を積んでいき、この理法を体得していってください。




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