小さな恵みに気付き、感謝を積み重ねる
教主 橋本のり子
昨年手術を受けて以降、体が以前に比べて思うように動かないことが多くなりました。不便を感じることもありますが、一方で今まで気付けずにいた周りの人のちょっとした心遣いに「ありがたいなぁ」とこれを恵みとして気付けるようになりました。
私たちの周りにはこうした小さな恵みが一杯あります。一日の生活の中で小さな恵みに気付くということは、そこに小さな感謝が生まれます。小さな感謝を積み重ねていくことは、生かされているということに気付くことにつながり、結局は謙虚に生きることにつながります。
神訓に「己を虚しうしてひとを尊ぶべし」と教えられています。謙虚な生き方は特別な美徳や善行などでなく、一体活動を生きる私たちが当たり前に行う姿であり、それが自分をよりよく生かすことにな