今月の言葉 > 自然誌 巻頭文から > 平成27年11月号

気付いた時にすぐ祈る
   教主 橋本のり子
   


 「橋本鄕見著作集 第一巻」の「人生は祈りである」の文章の中に、教祖が「信仰とはかみの救いを信じて祈ることである」と「自分で気が付いたらその時にすぐ祈れ」という二つのことを教えられていた、と書かれていました。
 自分の念願としている結果が現れないと不安な気持ちになりますが、ただひたすらに自分の立場としてやるべき事をやり、祈り続けていくところに、はかりしれぬ神の救いによって、必要なことは自然にあるいは思いもかけぬところに恵まれてくるのです。
 それを信じてやり続けていくだけでよいと再確認して、私は一層このことを中心において、励んでいこうと思いました。
 そして「自分で気が付いたらその時にすぐ祈れ」


とは、そのお言葉通り、気付いたことをその時すぐに祈るということではありますが、それに加えて自分がどのような心で祈っているか、心配しているのか、焦っているのか、自分の思いにとらわれているのか、あるいは慣れてしまって言葉だけの祈りとなっているかなどの祈りの姿勢に気付いたら、その場で新たな気持ちで改めて祈るということも教えられているのです。
 教祖の二つのお言葉を頂いて、結果にとらわれず明るい気持ちで祈り続けていきましょう。




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