神の救いを信じて祈る
教主 橋本のり子
神訓に「怒る急ぐ憂へる悲しむは物事を崩す」と教え示されています。このうち「怒る」心は激しく相手を攻撃したり、周囲と対立することが多く、「急ぐ」心は物事をあわててやって失敗したり、周囲をせかしたりイライラさせたりして迷惑を掛けます。
しかし「憂える」心はその人だけの問題で周囲とはあまり関係がない心の動きのように思えますが、それは大きな間違いです。
「憂える」心は自己中心の「こうなると自分が困る」と自分の都合ばかり考え将来を悪く予想して不安感をつのらせ、悪い結果を招く思いです。これは結果を神にお任せする思いが欠けて物事が自分の思い通りなって欲しいという思いが強く、それにこだわって心を暗くし、却(かえ)って物事の成就を妨げ