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の心得
平成二七年
今年はどういう年になるか
年間を通じて心得るべきこと
教祖年祭 教主御親教
平成二七年二月四日~平成二八年二月三日まで
今年教えていただいたのは、非常に短いものでした。
「世の中の種々のことについての、動きのある変化の激しいめまぐるしい年である。変化していくことの多い年である。
このような年に周囲の動きに振り回されて右往左往迷いに迷っての実のないもったいない一年としてしまうことのないように、そのために意義ある一年に収穫のある一年とするためには、一切が恵みであるという教えの信念を不動なものにしていくことに励む年である。
現れてくる一切が恵みであるという、教えに対する信念を不動なものにしていくことに励めよ。世の中に現れてくることは恵みしかない」
教祖様がおっしゃった言葉そのままを言わせてい
ただきました。
テレビでも、これから色々なことが変化していくと言っていました。違う角度からの話でしたが、そうだなぁと思いました。
例えば今年消費税が10%になるところでしたが、年末解散総選挙の結果、急遽先延ばしすることになりました。その2%の差額を予算のどこかで削るということをしなければ成り立っていきません。予定がはずれてしまうことになります。
また円安が思った以上に進み、業界の方達は思いがけない儲(もう)けがあったり、思いがけない手当をしなければならないとかいうこともあります。
政治経済だけでなく、医療においてもまた文化的なことについても、今までのしきたり通りではないことが突然に起こってくるということになります。
皆様それぞれの立場でそれぞれ任された仕事をしていますが、今まで通りをやっていればいいと思っていても、急に違う状況が起きてくることになりま
す。
その時に、損したくない、ちょっとでも得したい、しんどい思いをしたくないという自分の狭い気持ちにはまっていますと、周りの言葉に振り回されることになります。ちょっとあれが安いと聞くと買いあさったり、これはいらないと聞くと処分してしまったりとかします。
そういう周りの言葉や噂などに惑わされてはいけません。朝夕拝の祝詞に「報道や世論に惑うことなく」とありますように、情報に迷わされてはいけません。情報の中には自分に不要なものがたくさんあります。自分にはこれが必要である、これは必要ないという見極めを持つことが大事です。
それから、努力して準備万端にしていたのに、思いがけない状況となって全くそれが必要がなくなった時は、それはそれで恵みなのです。いろんなことを勉強し対策を練ったことの努力は自分の身になります。
もったいない、損したと言っても元には戻りません。それよりも、損して無駄になってしまったもの
をより有効にするためにはどうしたらいいか、と考えることの方が大事です。その辺をしっかりやるには、一切が恵みだという信念が必要です。
「世の中に現れてくる一切のことは恵みである、恵みしかない」ということを教長様は言い切っておられます。それをこの年はしっかり腹に入れて励む年であるということを教えていただいたと思っています。