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平成二十一年
今年はどういう年になるか
年間を通じて心得るべきこと
教祖年祭 教主御親教 要旨
平成二一年二月四日〜平成二二年二月三日迄
この年は素直な心で恵みの年としていきましょう
 

 
 今年という年について、また今年をどういう気持ちで生きていったらよいかということについて申し上げます。
 去年の夏前ぐらいから政治も経済も色んなものが大きく動き出し変わり出しました。
 アメリカではオバマ氏が1月20日に大統領に就任します。どういう動きをするか分かりませんがみんな変わると思っています。色々変化して大変なことになるという一人ひとりの思いが、色んなことをまぎらわしく、分かりにくくしていく時代です。
 
 


  元を忘れず
 
 神訓に「何事も其の元を忘れず行へ」とありますが、今年は元を忘れないで行いなさい、本末転倒しないでということです。物事をやっていくうちに色んなアイデアや考えが出てくると、何から始めたのか分からないように動いていってしまうことがありますが、それをしたらとんでもないことになるということです。
 世の中がそうなっている中で、巻き込まれてそういう考えになったら、信念のない生き方をすることになります。
 今これが必要だと思って始めるわけですが、料理でも掃除でも、その必要があるから始めるわけです。みんな初めがあるわけです。
 毎日している仕事についても、今年は何のためにこれをしているのかという、元を忘れず行えということです。
 本末転倒しないでいかないと、この一年は無駄なことに時間とエネルギーとお金を使うことになる。


自分の頂いている時間を無駄遣いして、そしてくたびれて何にもならない、それでは非常にもったいないことになります。
 
  無意識に入っている
 
 なぜそこへいくかというと、困難が多い、見通しのつかない年であるということが無意識のうちに入っている。だから困難が多いとか思っていると、何かが起きたり、突然大きな問題を抱えたりすると、自分の知恵で解決しようとしてしまうわけです。
 私たちは、教祖様のお導きとお護りを頂いて、神様に生かして頂いているという信念を持って生きていってこそ、自分らしい生き方ができるわけです。
 
 
 
 
  素直な心で見る


 
 けれど経験や常識で物事を判断するような生き方をしていると、何かあった時お導きのことがどこかへ行ってしまい、自分の知識と経験に基づいた知恵で解決しようとしてしまいます。
 それは素直でない心です。神様に素直な気持ちになろうとすることが大切です。
「経験や常識をもって決めつけをせず、素直な心でみて生きる」そして、経験と常識で物事を見るのではなく、「自由な白紙の素直な心で物事を見て、新たな転換を考えて実行に移す年である」ということです。
 非常に難しいことですが、本末転倒しないで生きていったらいい。けれども複雑な問題を抱えたり、ぶつかったときは、経験や常識で決め付けず素直な心でみていく。自由な素直な心の発想で物事を見ていく。
 
 
  実行に移すこと


 
 世の中が動いていくのですから、今までこれでいったからこの通りで良いというのではなく、新たな転換を考えて実行に移す。考えるだけではなく実行に移す。
 そしたら新たな転換をしたことがそれで良ければそのまま推移していきます。神様からみて自分にはふさわしくない、間違っているというときには、実行に移したら失敗するか頭を打つかする。その答を見て、このやり方ではいけないと分かります。
 実行に移さないで頭で考えているだけでは何にもなりません。これを教えていただいている年です。
 目や耳から入ってくるニュースとか情報に流されないで、何のためにこれをやっているのかという元を忘れないことです。
 自分の立場としてはいらないということをはっきりしていく。流されていると必要な事をしっかりやって生きる人になれないもったいない一年になるということです。


 
  恵みの年となる
  
 世の動きに惑わされないで、これをきちんとしていったら、今年は非常に恵みの年になります。
 困難とか多難とか言われていますが、信念を持って元を忘れず本末転倒しないで、素直な心で見てやっていったら、恵みの年となると教えて頂いています。世の中の流れに振り回されないで、信念をもって生きていったら、恵みの年となると思います。
 
  物を粗末にしない
  
 そして物を粗末にしない、大切にするということです。自分の体も大切にする。自分がしている仕事を大切にすることに努力を求められている年であるということです。
 物を大切にする、自分がしている仕事を大切にする、自分の体を大切にする、粗末にしないで生きることに努力を求められている年である。努力するこ


とを求められているのですから努力しましょう。
 自分の体を大切にする、自分の仕事を大切にする、そのことに努力をする。これらは今からできることです。
 神訓に「何事も其の元を忘れず行へ」とありますが、毎日やっていることを本末転倒しないで、流されないで振り回されないで、素直な心で生きていきたいと思っています。
 そして私は自分の意思でこの年を恵みの年にすると決めています。神様から頂いた一年を粗末にしないで生きられたら、そして自分の心に恵みとなる一年にしていけたら、大きな恵みだと思います。